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「志乃ちゃんは自分の名前が言えない」を、だいちゃんの金で借りて見た。
偶然とか運命とか努力とかで築きあげた愛おしい人間関係に、異物が入ってくる瞬間、つらいよね。
人はものじゃないから、簡単にどかしたりできないから、なおさらどうしようもなくて、苦しいよね。
でも、どんなに関係がねじれてしまったとしても、いちど愛した人を突き放すことって、難しい。
高校生の友情なんて、移り気で、破壊と構築を繰り返していくものだから、ああいう結末になるのも、自然なのかもしれないけど。
わたしだったら、あんなにきらきらした経験を誰かとしてしまったら、何があっても、すがりついて譲歩してすべてを受け入れて、離れることなんてできないだろうな。
それは、自立心の無い、弱い心だからなのか。
きっとまたわかりあえるって希望を捨てることが、できないからか。
菊池をバンドに入れちゃう佳代ちゃんの気持ちがすごくよく分かるなあ。
佳代ちゃんは目の前に居る人に、ただ優しいんだ。
でも鈍感だから、その優しさが、志乃ちゃんを傷つけることには、気づけなかったんだ。
志乃ちゃんはわがままで、強い女だよな。
菊池も。
孤独を受け入れることって、本当に難しいよな。
すがりつくことが、悪いこととは、わたしは、思わないけれど。
わたし、何かを失うことが嫌なんだな。
早く愛別離苦を受け入れて、強く生きていきたいよ。
今日は曲を2曲作りました。