ゆめ猫

とにかく頭がぼうっとして、昨日のことがとても遠くに感じる。

早く旅行に行きたいな。

どこでもいいからここじゃない遠くに行きたい。

ギャラリーに絵を搬出しに行った。

同じ賞をとったみんな、自分の絵に50万とかの値段を付けてて驚いてしまった。

自分の絵を、客観視できてなさすぎじゃないか?って少し思っちゃった。

でも、客観視なんてする必要ないのかな。

売れたくて描いてるわけじゃないし。

自分の絵を、心から愛しているという気持ちの表明なのかも。

最近毎日気持ちがそわそわして落ちつかないよ。

そわそわしすぎて、会社をサボっちゃったり、

せわしなく部屋の中を動き回ったり、

ティッシュの箱を壁に投げつけたくてしょうがなくなったり、

三四郎のANNを聞いて床をころげまわって爆笑したり、

ふとした瞬間、記憶の中のいろいろなシーンがあざやかに蘇って、すべてが過ぎ去ってしまったことが寂しくて泣いたり、

感情がいっぱいになってしまうのがおそろしくて音楽が聞けなくなったり、

写真を撮ることが怖くなったり、

メッチャエロい夢を見たり、

必要以上に正直になったり、執拗に愛の言葉を言ったり。

感情の振れ幅が、なんか壊れてるみたいだ。

でも、友達のかなしい話を聞いて、老婆と猫のロボットが遊んでる動画をみたら、ちょっと落ち着いた。

彼氏がガストで肉盛りワイルドプレートを頼んでいて、かっこいいと思った。

朝、屋上で歯磨きをしたら世界がうつくしかった。

春の部屋の中の空気が、嫌いなのかもしれない。

部屋のそこいらじゅうに、なんか見えない毛玉?みたいなのがいっぱいある感じがする。気持ち悪い。

人に迷惑をかけない形で、怒っている人が好きだと思った。

ひかるちゃん

ひかるにずっと憧れていた。

ひかるの絵が好きだった。

ひかるの好きな人が好きだった。

ひかるが教えてくれた銀杏BOYZが好きだった。

ひかるの顔が好きだった。

ひかるの寺田心みたいにまっすぐでかなしい目が好きだった。

ひかるの言葉が好きだった。

ひかるの使う絵文字が好きだった。

ひかるになりたかった。

ひかるがわたしの大学だった。

ひかるに元気でいてほしい。

ひかるのままでいてほしい。

ひかるに大人になってほしくない。

ひかるとずっと友達でいたい。

ひかるがさみしいときはそばにいたい。

ひかるとおなじ大学院に行きたかった。

ひかるに今日はじめて電話できた。

ひかるをきっとたくさん傷つけていた。

ひかるが大切だった。

ひかるからぜんぶ奪いたかった。

ひかるが他の女と借りているアトリエに遊びにいけない。

ひかるあんな顔がよくてロマンチックなだけのクソ男と別れてほしい。

ひかるのまねをしていた。

ひかるを誰にもしられたくない。

ひかるに有名になってほしい。

ひかるに負けたくない。

ひかるにどんどん素敵になってほしい。

ひかるにダメ人間のままでいてほしい。

ひかるにしあわせでいてほしい。

ひかるにおいしいごはんを食べさせたい。

ひかるの病気を治したい。

ひかると毎日そばにいたい。

ひかると同じアパートに住みたい。

ひかるは天使だ。

ひかるは誰よりも人間らしい人間だ。

ひかるにはこの世界が向いていないんだ。

ひかるに認めてほしい。

ひかるに絵を褒められてうれしい。

ひかる以外に絵を褒められてもぜんぜんうれしくない。

ひかるの絵が見れない。

ひかるを見たくなくてSNSぜんぶやめた。

ひかるは大森靖子を嫌いでわたしは大森靖子を大好きだった。

ひかると19歳のとき後ろの席でよかった。

ひかるがわたしの東京だ。

ひかるがだいすきだ。

ひかるが恋だった。

ひかるになれなかったわたしはいつの間にかわたしになっていた。

ひかるに感謝している。

ひかる知らない人にならないで。

ひかるわたしのことをみて。

ひかるわたしに相談をして。

ひかるは純粋だ。

ひかる出合い系なんてしないでいいんだよ。

ひかるぜんぶバレてるのに仲良くしてくれて本当にありがとう。

ひかるはいいこだよ。

ひかるはやさしいこだ。

ひかるは愛される人だ。

ひかると友達になれたことがわたしの人生の誇りだ。

ひかるは今日も渋谷で一番きれいな女の子だったよ。

ひかるありがとう。

 

ひかる

あこがれの女の子が、遊びに誘ってくれた。

こんなに、ひとりぽっちで、あたたかい夜の、22時半から。

19歳の春に友達になったふたりが、24歳になって、こうやってまた、今も、あそべるなんて、なんて素敵なことなんだろう。

どきどきする。手がふるえる。おしっこが漏れそうだ。

仕事はぜんぶ放ってきちゃった。

焦って、てぶらで電車に乗っちゃったから、渋谷までが永遠みたく長いよ。

なんだかさ、今日は、素直にしゃべれるきがする。

ずっと謝りたかったことも、謝れるきがする。

でも謝らなくてもいいのかな。わかんないや。

ずっと言ってなかった、ありがとうを、たくさん言おう。

絵のこと、恋のこと、大学の頃のこと、最近のこと、これからのこと、話そう。

どうせ顔見たら緊張しちゃって、あんまり正直にしゃべれないんだろうな。

でも、ここ最近のわたしって、とてつもなく、素直なんだよ。

大丈夫かもしれない。

終電までの2時間くらい。

こんなにどきどきする2時間が、あったかなあ。

大人は、使える時間がかぎられているからせめて、自分が大切におもう時間でどけは、健康なこどもみたいに一瞬一瞬をきらめかせることができたらいいね。

どうか今夜は、渋谷に、終電、なかなかこないでね。

泣けない女のやさしい気持ち

深夜0時、マルエツに料理酒を買いにいく。

外は、なまぬるくて気持ちい。おおきな手の人と手を繋いでるみたいな安心感。

また、冬が終わった。

今年も負けなかった。うれしい。

冬が終わるたびにすこし強くなった気がする。

また冬が来ると、へなへなになっちゃうんだけど。

はじめて筑前煮をつくった。

きぬさやの筋がほんとうにうまく取れなくて、これは筋がない種類なんだよって言い聞かせてそのままいれた。

あした食べるのが楽しみ。

健康っぽい、落ち着く味だといいな。

朝、大好きなcharaを聞いて目を覚ます。

charaは、少女でおかあさんで恋でクリスマスでやさしいから、大好きだ。

charaみたく、かっこいいおかあさんになれたらいいなあ。

生理後はchara聞いて、生理前は大森靖子聞いてる。

動物の女っぽくて恥ずかしい。

わたしは、女の音楽に、特別な気持ち抱いてるかもな。

女の友達にも、そうだから。

共感と、あこがれと、たいせつにしたい気持ち、ふるえるほど壊したい気持ち、おっぱいをさわってふともものうえで眠って甘えたい気持ち。

親友が、役所に行くのがこわくなってしまったというので、朝、一緒に行った。

大切なひとのために何かすることって、どうしてこんなによろこびなんだろうね。

大切なものを大切にすると、安心するよね。

壊れちゃったお気に入りのローファーも、今日帰ったら直そう。

スクワットの話しながらジョギングしてる老夫婦がいた。

健康そのものだ。

健康って、ちょっと馬鹿馬鹿しい雰囲気なのはなんでだろう。

もっと馬鹿になって生きたい。

早起きしたせいか、おなかがやけに空く。

コンビニの肉とかチョコチップパンとかたくさん食べた。

今日は恋人が帰らない。

鳥の絵とか描く仕事をしよう。

 

乗り換えがうまくいかなくて、駅のホームの端から端までをどこまでも歩いていると、足痛くなって、いらだち、女をぶん殴ってレイプする想像をしてしまった。

そのときの自分の姿は、太って背の高い黒い服のおっさんだった。

なんて嫌なこと考える女になっちゃったんだろう。

 

損得とか将来とか自分の幸せとかぜんぶ考えられなくて、ただただ、そばにいさせてほしい。

わたしは、細胞レベルで、あなたをほしがっている。

いますぐ子供つくらせてほしい。

もう1年もやってないけど。

出会った頃みたいなまっすぐな愛を、またほしいなんて、口が裂けてもいえない。

あなたの人格を歪ませてしまったのはらどうしようもないあたしだから。

でも、わたしは、はじめからずうっと、あなたを愛しているよ。

嘘だっておもうかもしれないけど、ほんとうなんだ。

海に、川に、山に、木に、アスファルトに、雨に、街に、音楽に、愛されている男を、愛している。

なんでも言うこと聞いてくれて、わたしを必要だといってくれる人と、毎日過ごしたら、どんなに、心がおだやかで楽しくいられるかと思う。

恋人と一緒にいることがわたしにとって、最高の幸せ、とは、おもえないけど、それでもそばにいたい。

嫌われててもいいから、幸せでいてほしいよ。

わたしにとっての、絵を描くことも、恋みたいに苦しくてうれしいかなしいさみしい温かいたからものかもしれない。

この世界のどこにも無い、わたしのこころの中にだけある、わたしもまだ知らない景色を、自分の手で作って、見たいんだ。

どうしても手に入れたい。

明日のことなんてどうでもいいから。

まっすぐな恋の気持ちって、とてもきれいだね。

恋してもらって気づいた。

恋してもらうと生まれてきてよかったかもって勘違いして泣きたくなるね。

わたしのぼろぼろの恋もまだすこしくらいはきれいにひかっているといいな。

恋人と家族と友達をたいせつに生きていきます。

ぱさぱさしなくなった

恋人が早く起きたり眠れなくなったりしていて不安になる。

また黙りこくって、心ではわたしのことをストレスに感じているのだろうか。

何かしただろうか、何もかも上手くできていないからか。

事実わたしはだらだらしてる。

性根が腐っているから、月の半分くらいはがんばれない。

このままじゃだめだ。明日こそは仕事とか家事とかがんばらなくちゃ。

きちんとした親に育てられたのにダメになってしまったわたしはなんなんだろう。

ただの阿呆なのか。

親がかわいそう。

せめて表面的にだけでもかわいく優しくいたいから、おみやげ持って実家に帰る。

恋人に対しても、かわいく優しくいることだけは、続けたいな。

せめてもの、恩返しとして。

お詫びとして。

愛として。

そのままでいいよという言葉にくらくらする。

よくわかんないけど?まじで頭が、目眩みたいになって、何も考えられなくなってしまう。

いいわけないんだ。

出会った頃みたいな愛情が、まだ今も、少しだけでも、恋人の心にあったら、いいな。

態度や表情から、読み取る努力を、こちらもしないといけないなと思った。

わたしは、ほんとバカだから、毎日愛してるよってキスして抱いてもらわないと、なんだもう死んじゃったのかって、思ってしまうから。

ホットケーキは、分厚くして時間をかけて焼くと、びっくりするほど美味しいよ。

これまでのぱさぱさしたのはなんだったんだろう。

柴田聡子さんの「がんばれ!メロディー」が大好きで、毎日聞いてる。

柴田聡子さんに憧れる。

めちゃめちゃに感情的なのに、しれっとしていて、軽やかで、きれいだ。

ヤバさの滲み出る穏やかなおばさんになりたい。

宮下草薙のANNを聞いた。

草薙みたいな繊細で可愛い息子がほしいと思った。

やばい芸人の相方が別のベクトルに更にやばい、っていうのが笑える。

なんか賞とか欲しいのか

あんな絵で賞とかもらえても、普通にウケちゃうけど。

仕事中、殺す殺す殺す殺す殺す殺すって考えてた。

殺したい人なんていないのに。

ずっと中学生みたいな感じでキレてる。

夜、恋人の未来予想図を聞いて、あ、もうわたしと寄り添って生きるつもりはないんだと、きちんと分かってしまった。

超かなしかった。

一緒の夢だったのは終わったみたい。

わたしが、ふざけてたせいか。

ぜんぶしょうがないことか。

フーテンの寅さんが中学生の頃から大嫌いだった。

寅さんは、自分勝手だから。毎日そばにいてほしかった。

眠る前、お母さんがいなくなった一連のことを思い出していたら涙があふれた。

いなくなった朝のことは、意外と何とも思わないのだけど、帰ってきた朝のことを思い出すと涙がでるのは、どうしてだろう。

いざ窮地に立たされると、もう前向きになるしかないから、意外と悲しくないのかな。

怒られてる最中も泣くことないもんね。

優しくされた時に泣いちゃう。

お母さんは帰ってきたけどだいちゃんは無理そうだ。

わたしが嘘ついちゃったから。

軽蔑されちゃったから。

終わりが見えている生活は、死にそうな人のお見舞いをするみたいで嫌だ。

もう楽しい思い出これ以上作りたくない。

死ねって言われても死ななかったってことは、わたしは普通に自分のことが大事なのかな。

死にたいとか死ななきゃとかはもう深く考えなくなった。

どうでもいいか。って思う。

みんなが終わらない盆踊りを踊っているだけのようなこの世界を、愛せたらいいな。

色々なことをあきらめながら前向きに生きていこう。

今日モンブラン買ってもらってとてもうれしかった。

わたしの絵を好きって初めて言ってくれてうれしかった。

嫌いなんだと思ってた。

いなくなったら寂しいよ。